
おわりに
最後にここまで読んだあなたに質問です。
ここまでの私の人間関係の築き方、考え方について、何を感じましたか?
感想でも考察でも良いので考えてみてください。
私は『HSP』です。他の人が気づかないような相手の気持ちを汲み取ることができます。そのため、空気を読みすぎて疲れてしまうことも多いです。
人のためにと、常に自分の気持ちを押し殺して行動した結果、うつ病になったほどです。
うつ病から学んだことは、
「人はそこまで他人のことを気にしていない」
「相手の気持を読み取れる人もいれば、まったくできない人もいる」
たくさんのことに気づかせてくれたうつ病に感謝しています。
そして、私と同じような人の気持ちに気づいてしまう人の為に、この本が助けになればとも思います。
間違っていると思ったら、上司でも指摘してみる。
周りの人に合わせて発言しなくてもいい。
他人の顔色を見て、行動しなくてもいい。
そして、人を嫌いになる、悪口を言う、言い訳をする大人にらならないようにしましょう。
嫌いになったり、悪口を言ったり、言い訳をしたりするのは、「怖いから」です。
怖いから、相手と向き合わない。
怖いから、先に悪口を言うことで、相手を攻撃し、自分を守る。
怖いから、言い訳をして失敗から自分を守る。
でも、怖がっていると、自分は成長できなくなります。
大人同士でも目線を合わせる大切さを思い出してください。
人を嫌いになったり、悪口は言ったりしても、自分が不幸になっていくだけです。
辛くなったら、助けを求めてもいいんです。
みんなと仲良くできることなんてありません。
自分を幸せにできるのは、自分だけです。
だからこそ、他人に振り回されるだけの人生はもう終わりにしましょう。
そして、この本を何度でも読み返してください。
あとは、自分で試していくだけです。
私が発信する情報が、ひとりでも多くの方の役に立てることを祈っています。
そして、あなたの幸せを、心から祈っています。
よく聞かれる質問
①すでに嫌いな人とはどう接すればいいの?
嫌いと認識した人を好きになることは難しいです。
目標は「なんとも思っていない」状態に持っていくこと。
三回に一回、あなたの「嫌い」というフィルターを外して、接してみてください。それだけで大丈夫です。
②愚痴を言うことを辞めたいけどやめられない
批判ではなくて、共感することに集中してみましょう。
誰かが愚痴を言っていたら、自分も参加するのではなく、「そんなことがあったんだね」と相手の気持ちに共感してみる。まずは、自分が愚痴を言う機会を減らしていきましょう。
③悪口を言う人を見下せってこと?
そうは言っていません。むしろ対等な気持ちで接するということです。
悪口を言った=悪い人間と認識するのではなく、
悪口を言った=どうして言ったのか? 普段から言う人なのか?
と、考えてみてほしいのです。
相手が上司でも、部下でも同じです。
ヒトという生き物という意味では対等だと思って、観察してみてください。
④愚痴ばかり言う人が職場にいて、その人と仕事がやりづらいのが嫌だ
まずは自分の一番の理想は何かを考えてみてください。
そのためにどういった行動が必要なのかに分解して考えます。
人によって答えは違います。
転職する、異動する、その人を異動してもらうなど。
環境などによって変わるので、まずは理想を書き出してみましょう。