
ここまで生活習慣病が原因で起こる病気についてお伝えしてきました。
ここまでお読みいただいたあなたにはもうお分かりだと思いますが、生活習慣病の予防法は大きく分けて3つあります。
一つ目は、どんな病気に対してもいえることで、生活習慣病に限ったことではありませんが、生活習慣をきちんと正しく整えることです。これが、生活習慣病の一番の予防です。既にかかってしまっている人でも改善できます。
生活習慣病に限らず、いろいろな病気などを引き起こす原因も生活の乱れなどが原因で起きてています。まずは自分の生活習慣を見直してみましょう。
そして2つ目は、栄養バランスの良い食事にすることです。栄養バランスが偏っていたり、偏食が続き、高カロリーな欧米化した食生活をしていると、生活習慣病にかかりやすくなります。日本人の体質に合う和食を食べることがが生活習慣病の予防につながります。
そして3つ目です。健康を維持するためには適度な運動も必要です。適度に毎日運動をすることも、生活習慣病の予防につながります。
十分に睡眠をとることも予防になります。規則正しく、早寝早起きをすることが生活習慣の基本です。睡眠時間をたっぷりととるようにしましょう。
また、ストレスを抱えながら生活をしていると、生活習慣病の悪循環が引き起こされてしまいますので、自分のストレスと上手に付き合う方法を身につけましょう。
そのためには、ストレスをためないこと、ストレスを発散させることが大切になってきます。
生活習慣病の予防はこうした日常生活のささいなことに気をつけるだけでも違ってきます。
今すぐできることはなにか
生活習慣病対策は今すぐはじめても、すぐに効果が出ることは基本的にありません。生活習慣病というのは、早期発見をすることは難しく、症状が悪化するまで気がつかないというケースが多いので突然起きてしまう人が多いという特徴があります。
そして生活習慣病はすでに発症している時点では完治することは難しいともいわれているので厄介です。
生活の中で生活習慣病対策を小さなことから始めてみるが大切です。まずは食生活の見直しをしてみてはいかがでしょうか?
手軽に始められることから始めてみて続けていく。
それが今すぐ始められる生活習慣病対策です。
生活習慣病予防健診を受けてみる
また、生活習慣病予防健診を受けてみるということもおすすめです。
生活習慣病予防健診とは、生活習慣病を早期に発見したり、生活習慣病を予防することを目的とした健診です。
全国の健康保険協会では、被保険者や配偶者を対象にして、生活習慣病を予防するために健康診断を実施しています。生活習慣病というのは生活習慣が蓄積されて病気になるので、早めに生活習慣病の疑いがあるということを発見できれば、病気の発症を未然に防ぐことができます。
健康診断というのは、生活習慣病を予防したり、発見するためには欠かせないことです。定期的に生活習慣病予防健診を受けることをおすすめします。
検査の内容は一般的な健診として変わらず、問診や身体測定、血圧測定、尿検査、血液検査、レントゲンなどが行われます。
生活習慣病予防健診の対象となっているのは主に40歳以上の人を対象として行われていています。
女性は乳がん検診や子宮がん検診なども生活習慣病予防検診として実施されているところも多いです。
生活習慣病は、自覚症状もありませんので、自分で発見することは難しいです。
自分で発見したとしても発症した後であった場合は生活習慣病を完治させることは難しいので、早期に発見し、早めに改善させるためにも、定期的に生活習慣病予防健診を受けることはとても大切なことにつながるのです。